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プラセンタの種類と抽出方法

2017年11月09日(木)1:24 AM

プラセンタの種類

【豚プラセンタ(水溶性)】
有効性や安全性などの基礎データや、人での臨床データが最も確立されており、最も実績や歴史がある。
医薬品で使用されているのは豚プラセンタ。(注射薬は人)
※JHFAマーク可

【馬プラセンタ】
サラブレッドという希少性、出産が1年に1回という希少性があり、原料は高額。豚よりも新しい素材で、尚かつサラブレッドのイメージが良いので消費者には伝えやすい素材。
※JHFAマーク可

【植物性プラセンタ】
胎座の部分を英語ではプラセンタと訳す事が出来るので、胎座から抽出した成分を植物性プラセンタという。アミノ酸は含まれている。植物の優しいイメージを打ち出すには有効。

【マリンプラセンタ】
鮭の卵巣膜から抽出した素材。本来はプラセンタと呼ぶ事は出来ないが、生命の誕生のイメージからプラセンタと呼んでいる。コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン、コンドロイチン硫酸などは含まれているので、保湿成分として使用可。

【発酵熟成プラセンタ】
プラセンタエキスに酵母菌を加えて1ヶ月発酵させて、2ヶ月熟成した原料。分子量が1,000〜6,000に比較的分布が多いペプチドが存在するので、保湿力は高い。

【油溶性プラセンタ】
プラセンタの乾燥粉末をオリーブ油に溶かしたもの。
化粧品原料として使用する場合には、オイル系の化粧品に配合するとテクスチャー向上に役立つと思われる。

【生プラセンタ】
抽出段階で加熱処理や酸処理をしていない事が、生プラセンタの定義。消費者には新鮮なイメージを打ち出す事が出来る。

以上が代表的なプラセンタエキス

選ぶ際のポイント2点

①医薬品で使用されているのは豚プラセンタ
②豚プラセンタが医薬品として認められているという事は、安全性や効果などが確立されている

以上から、選ぶ際には「豚プラセンタ」が目安になると考えます。

抽出方法
【酵素分解法】
胎盤臓器に特殊な酵素を反応させる事で、生体内で行われている消化反応に類似した行程を人工的に再現し、有効成分だけを高濃度で抽出する方法。1つの酵素は1つの作用のみという事を利用し、プラセンタの含有成分の損失を減らし、エキス内には胎盤そのものと同じ様な有効成分を抽出する事が出来る。

【高圧抽出法】
胎盤原料に水深10,000mに相当する圧力(100MPa)を加える事で、胎盤原料から有効成分が圧力により絞り出されるという抽出法。

【塩酸加水分解法】
胎盤臓器に塩酸をを加える事で、細胞膜や組織が溶かされて、有効成分を抽出する事が出来る。

【亜臨海抽出法】
水は温度と圧力によって個体、液体、気体と形を変えていきます。温度を374度、圧力を22.1MPaまで高めると液体と気体の区別がつかない状態になり、この点を臨界点と言います。この手前の状態が亜臨海状態と呼ばれ、亜臨海状態の水は水そのものの加水分解力が高まり、この水を使用した抽出法。

【生プラセンタ】
胎盤臓器を個体と液体に分けて、液体を特殊なろ過フィルターを通過させる事で、ウィルスや細菌をシャットアウトが出来る為、加熱処理が必要ないという方法。

以上が代表的な抽出方法です。

ここでの「選ぶ際のポイント」は、プラセンタの有効性は「栄養素」だけではなく、「ペプチド」が最も重要だと現時点では考えられています。

ですので、出来る限り「ペプチド」の構造を壊す事が無い「抽出方法」をお勧めします。

現時点での考え方は「ペプチド」の構造を壊さない「酵素分解法」が良いという見解です。

 

以上、UTPがプラセンタを「100年先まで後世に残すために」多くの基礎データーや症例、安全データーを収集してお届けしている情報です。

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